こんにちは、さりです。
愛の不時着をやっと完走したので、スイスと韓国に行きたくなりました。
ほとんどの時間を家で過ごす生活にも慣れてきましたが、またいつか旅行に行ける日が来ることを願って、グランド・キャニオンでの旅を振り返りたいと思います。
LA編はこちら
ツアーは利用せず、個人手配の旅行がほとんどですが、グランドキャニオンはさすがに遠いし広いので、今回初めて現地ツアーを予約しました。
この選んだ理由は、
- グランド・キャニオンに泊まりたい!
- アンテロープ・キャニオンには絶対行きたい!
- ラスベガスではなく、LA出発がいい!
です。
飛行機(セスナ)だと日帰りのツアーもありますが、私は夕日も朝日も捨てがたいし、その場所の空気を吸って自分の足で歩きたかったです。
一度は訪れてみたいと思っていた、アンテロープ・キャニオン。1泊2日のツアーに含まれていなかったんです。せっかくグランド・キャニオンまで行くなら完全制覇!と思って2泊3日のツアーにしました。
ラスベガスからも多くの現地ツアーが出ているのですが、グランド・キャニオンに近くなるという理由以外に、ラスベガスに行く意味を見出せなかった…多少車の移動が長くなることは承知の上で、LAでの滞在時間を優先しました。
注意点としては、早めにツアー会社に問い合わせた方がよいです。他のお客さんの申し込み状況によっては、希望通りの日程で参加できない可能性があるので。
私たちも第一希望の日程は開催されないことが分かり、最終日LAに戻ったらその夜中にNYに出発というどきどきのスケジュールになりました。
4日目:LAを出発し、ルート66を通って、夕方グランド・キャニオン到着
ハリウッド近くのホテルまで、迎えに来てもらい他の参加者と合流。
一人旅のOLさん、三世代で旅行中のご家族と私たちで計6人+ガイドのトシさん。
順番に自己紹介をしたり、トシさんのクイズに参加したりすることで、ぎこちなさも少しずつ取れてきました。
ルート66が道に描かれているポイントで写真撮影をしたり、
カーズの世界が再現されているポイントに寄ったり、
LAから内陸に向かって移動するにつれ、より日差しが強く感じられ、暑さも厳しくなった気がしました。
車の数が格段に減るので、今ここで車が動かなくなったら助けが来なくて死ぬかも…と感じる瞬間も。
広い大地に道がまっすぐ続いていく風景、何かの小説で読んだ気がする大陸横断鉄道。爆睡と爆睡の合間の景色がほとんど変わらないことが一番の驚きでした。広い。広すぎる。
目的地のグランド・キャニオンには、日の入り前にことができました。
国立公園から見るグランド・キャニオン。
深さがすごい。地球の歴史、時の流れを無言で伝えてきます。
一番底には川が流れていると教えてもらったけど、深すぎて見えません。
視線を上げると、奥行きもすごい。ビーチから地平線を眺めるのと同じ感覚で、遠くの遠くに反対側の谷が見える。
ぼーっと雲が流れていくのを眺めていると、
最高の夕焼けが。
太陽の角度によってだんだん地層が見えなくなっていくのも幻想的でした。
国立公園内のバンガローに宿泊したのですが、生まれて初めての経験をしました。
満月のせいで星が見えない。
東京と比べればたくさんの星が見えたけど、新月だと満天の星だそうで、それも見てみたかったなあと。
朝晩は急に気温が下がるので、夏でも上着は忘れずに。ネットはほとんど通じません。
5日目:朝焼け、モニュメントバレー、アンテロープ
翌朝は少し早起きして、日の出を見に行きました。
薄暗い時間帯から、ぼんやりと下の方の空が明るくなっていくのが分かって、太陽の頭が谷から顔を出した途端、ピカ―っと光が飛んできて。その瞬間の太陽の光は、まぶしくて力強かった。
こんな贅沢な新しい一日の始め方はないと思う。空が変わっていく様子を眺めているとき、ここに来られてほんとによかったなと噛みしめたのを思い出します。
太陽を指で挟んでみた。
モニュメント・バレーでは、ジープに載せてもらってネイティブアメリカンのガイドさんに案内してもらいました。
樹でできたフルートを吹いてくれたり、最高の写真スポットに連れて行ってくれたり、
今でも時々WhatsAppでバレーの写真を送ってくれます。
アンテロープ・キャニオンも勝手に入れるわけではなく、グループごとにネイティブ・アメリカンのガイドの方と一緒に回ります。
昔は自由に入れたようですが、事故やキャニオンへのダメージ等が深刻になり、予約制になったそう。
大きな荷物も持ち込み禁止で、携帯だけを片手に出発!細い壁と壁の合間にある梯子を降りて、狭い通路を一列になって進みます。
混んでいる時期は、なかなか列が進まなくて、写真を撮るのも一苦労ということもあるそうです。
ガイドさんがとにかく写真を撮るのが上手くて、グループ写真をたくさん撮ってくれました!
年に一度は大雨が降って、キャニオンの中に川が流れ、そのたびにキャニオンは少しずつ形を変えていくんだとか。
ホースシューベントという溪谷も迫力がありました。
柵がないので、おそるおそる下を流れるコロラド川を眺めました。毎年何人か無くなっているようです…
お土産には、ネイティブ・アメリカンのドリームキャッチャーを買いました。幸せいっぱいキャッチしてくださいな。
最終日:LAに向かってひたすらドライブ
途中で休憩がてらセドナという街やアウトレットに立ち寄りながらLAへ。
最後LAに入ってから渋滞で飛行機に間に合わないかと思ったけど、大丈夫でした!(私みたいなぎりぎりのスケジュールは組まないことをお勧めします笑)
ツアーに参加してよかったことは、
- 自力では行けないところに行ける
- 運転も説明もしてもらえるから、移動時間に休めるし、学びもある
- 写真をたくさん撮ってもらえる(ガイドさんや他の参加者に頼みやすい)
- 他の参加者の方たちとの出会い(こじんまりとしたツアーでちょうどよかった)
見たかった景色を見れて、自然のパワーを感じて、お天気にも恵まれて、大満足の旅になりました。
アメリカ西海岸編は以上!今までヨーロッパ推しだったけど、アメリカならではの良さに気づけました。
また旅行に行ける日まで、元気で過ごしましょう。
お題「#おうち時間」
今週のお題「遠くへ行きたい」